錦織圭が全豪オープンで活躍。その強さの「秘密」とは…
全豪6年連続の4回戦へ
テニスの4大大会。
1月20日。全豪オープンで錦織圭が男子シングルス3回戦で、世界ランク121位のルーカス・ラコ選手に3ー0でストレート勝ち。6年連続の4回戦進出を果たした。
4回戦はフェデラー
次の4回戦は元世界王者のロジャー・フェデラー。
昨シーズン、左膝を手術した影響により、ツアーを欠場し、最新のランクではトップ10から外れ、現在は17位あたりですが。これまでは、4大大会では歴代最多の17勝。世界ランクで1位の期間の最長記録さえももつ、現在のテニス界のまさに王者の一人。錦織さえも憧れをもつ選手。
錦織は(全豪での)フェデラーについて、こう語っている。
「きょうの試合を見ていて『35歳か』と、ふと思った。自分が35歳になってあれだけの体とモチベーションで戦えるのかと想像しました」
さらに
「純粋に楽しみですが、勝たなければいけないのでタフな相手になる。きょうのテニスを見る限りは調子は良さそうなので、思い切りプレーしたい。けがから復帰したばかりで、まだばらつきもあると思うので、しっかりと集中してプレーしたい」
そう語っている。
フェデラーはこう語る
これに対して、フェデラーはこう語る。
「彼(錦織)はすばらしいバックハンド、リターン、それに素早いフットワークを備えている。最近は、以前よりもよいテニスをしている。ベルディッヒ選手との試合のように、サーブで多くのポイントが決まる展開ではなく、ラリー戦になるだろう。とにかく楽しみな一戦だ」
錦織の武器
今大会。錦織には2つの武器がある。一つが「ラケット」。
「疲れにくいラケット」を使っていて、従来のモデルに比べ、フォアハンドストロークの際の二頭筋、上腕三頭筋、手関節屈筋群のすべてにおいて筋肉の働きを約14.5%軽減できるという実験結果が出ているものらしい。
「ラケットはすごく衝撃がかかるものなので、それが軽減され、体への負担が少なくなることはとてもうれしい」
そう彼自身も語っていた。4大大会は「勝ち」を重ねるにつれ、疲労が蓄積されていく、その蓄積が勝敗を決めてしまう要因でもある、だからこそ、その一つひとつを軽減しているラケットにこだわったというわけだ。
さらにもう一つが、(今大会は)サーブが好調であること。
「サーブが好調で自分のサービスゲームがよかった分、相手のサービスゲームでリラックスして自信を持って臨めた。試合が進むにつれてサーブの好調を保つのはカギになる。これを続けていきたい」
「疲れにくいラケット」、それに「サーブ」。
次はフェデラーと対決する。
最後にもう一つ…
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