錦織圭のマインドになる設計図:自分編
錦織圭。プロテニス選手
根県松江市出身の男子プロテニス選手。日清食品所属。身長178cm、体重75kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。 ATP世界ランキング自己最高位はシングルス4位、ダブルス160位。
『MOTIV』では、錦織選手の言葉を点と点をつなぐようにし、錦織圭の「マインド」が学べる「設計図」を全13回にわたり、紹介していきます。今回はその第1回、「自分」編です。
参考にした記事はこの人気記事
自分のために
やる
錦織圭はこう語る……
「僕は自分の為に全てやっているんだと再確認しました。自分の限界に挑戦する旅であり、自分の人生をちゃんと楽しもうと、ふと思いました。人の為に生きるのはテニス以外でできるし、テニスしてる時だけは自分の為だけに限界まで頑張ってみようと。まわりの目を気にするのではなく、自分の道をまっすぐ進めるそんな人間になりたいです」
僕たちは忘れてしまいがちだけど、
自分の人生です。
その人生で自分が実現すると決めたことであれば、(人のためでなく)自分のためにやることです。
つまり、自分のため、自分の人生のため、自分の夢のためにやるということです。それだけ自分の大切なもののためなのだから、(自分の)限界に挑戦する旅のように限界までやってみることです。大切な自分の人生なのだから。
- 質問:自分の人生、自分の夢のために、限界まで取り組んでいますか?
自分ができることを
模索する
錦織圭はこう語る……
「自分ができることを模索して考えることに意味がある」
まず、あなたが取り組むべきことは「自分のできること」を明確にすることです。
僕は起業家の支援をしていますが、そこでも同じです。
うまくいく人は「自分のできること」を積み重ねるようにして、勝負をしています。でも、うまくいかない人は違います。「自分のできないこと」に挑戦し、バクチのような勝負をしてしまうわけです。できないことをやるのではなく、できることをやるのです。
- 質問:あなたのできることは何ですか?
- 質問:そのできることを積み重ねるように、実現したいことに取り組んでいますか?
できることを
最大限やる
錦織圭はこう語る……
「誰かを越すとか、誰かに抜かれるとかではなく自分ができる最大の努力をする」
「ランキング何位とか、プレッシャーとかと戦うっていうよりかは自分自身の限界を目指せばいい」
自分ができることを最大限やる。
シンプルにいえば、やることはそれだけです。
誰かと戦うとか、自分の中の悩みやプレッシャーと戦うなどではない。ただただ、自分の全力を発揮することを目指すわけです。
できることを最大限やるだけです。
本当にシンプルです。
- 質問:あなたは自分ができることを最大限やっていますか?
気持ちだけでなく
体調も整える
錦織圭はこう語る……
「体調と気持ちの面をしっかりと整っていれば、どの選手にも勝つチャンスがある」
「こんなきついことしてちゃんと身になっているんだろうかとか、疲れきっていたので少しネガティブな考えになっていたのかもしれません」
体調(身体)も重要だし、気持ちも重要なので、それぞれが重要なのは確かにそうですが。それだけではありません。
体調は気持ちにも影響を与え、気持ちは体調にも影響を与えます。たとえば、体調が悪く、疲れきった状態だと、それは精神にも影響を与え、ネガティブな考え方に陥ってしまうわけです。
だからこそ、その2つの面を整えることです。
- 質問:あなたは体調と気持ちをしっかりと整えていますか?
天才だと思わずに
自分を信じる
錦織圭はこう語る……
「自分で、天才って感じることはないです。そんなにすごい人間だとは思っていないので」
「(マイケルチャンに)『自分を信じる』というところを、本当に何回も言われたので。特にトップの選手と対戦するときに、USオープンのときも、ジョコビッチと対戦する前の日から、『Believe yourself』(自分を信じろ)、絶対に勝てるというのを多分1日5回ぐらい言われて」
努力の必要なく、物事ができてしまう「天才」。
自分をそのような天才だと思わないことです(そう思ってしまったら、努力しなくなってしまうので……)。
でも、単に「できない」わけでもない。
真剣に努力し、取り組めば「できる」と信じるわけです。
イチローはこう語っています。
「努力せずに何かできるようになる人のことを『天才』というのなら、僕はそうじゃない。努力した結果、何かができるようになる人のことを『天才』というのなら、僕はそうだと思う」
……と。
まさにこれです。自分を天才などとは思わず、に努力する。その上で「自分を信じる」わけです。
- 質問:あなたは自分を天才だと思っていませんか?
- 質問:自分を信じていますか?
まとめ
- 自分のためにやる
- 自分ができることを模索する
- できることを最大限やる
- 気持ちだけでなく、体調も整える
- 天才だと思わずに自分を信じる
以上が『錦織圭のマインドになる設計図』の「自分編」
全12回のシリーズの第1回です。
参考にしているのは次の記事です。こちらもチェックしてみてください。