楽しい「年賀状」のススメ「年賀状って実は最高だと思う…」
年賀状だけのつながりの人
年に一度の年賀状。
人によると思うけど、僕の場合、知人全てと頻繁に会っているわけでなく、年賀状でしか接点がない人もいる。
もう、年賀状だけで10年以上会っていないような人も少なくない。
なので、いつも「一言」だけは書いている。
「今年もよろしく!」とか「飲みに行こう!」などという、他愛もないメッセージだ。
年上の方の場合、「今度、おごってください」などと、やや挑戦的なメッセージを送ったりもする。
スゴイ年賀状…
世の中には凄い年賀状を送ってくる人もいて。アーティストの友人は絵を描いてきたり、
全て手書きだったりして、受け取ると「これは年賀状の域を超えて、芸術だな」と唸ってしまうほどの年賀状だったりもするのだけど。
僕の場合、全て印字されたモノなので、手書きメッセージがないと、ほんと味気がない。相手も印字したものだけだったりすると、印字したモノをお互い交換しているだけ、というようなとても寂しいものになってしまう。
だから、手書きでメッセージを書いている。それで味気のなさが完全に消えるわけではないのだけど、幾分はマシかな、と思ってる。
返信してくる人たち…
中には(前年の)僕の手書きメッセージに手書きで返信してくる人もいる。
たとえば、映画好きの人に、
「最近は映画に行ってる?」
と書くと……。
1年後の年賀状に
「そうなんです。最近、映画に行く時間もあって、今は○○がオススメです」
などと1年遅れの返信がもらえる。
実はこれが結構楽しい。
何でも早い方がいいわけではなく、1年後というのも絶妙な楽しさがある。
……ただ、今回は年賀状ではなく、先日、喪中はがきを出させていただいた。
で、1年に1度の手書きの挨拶(会話)がなくなったのだけど。
やはり、全てが印字だと味気がない。でも「今度、飲みに行こう!」ともできない。
なので、せめて、手書きで住所と宛名を書いてみた。
ところが……。ビックリするくらい、下手な字だった。
「今年もよろしく!」という程度では目立たない字が、住所と宛名をしっかり書くと、ゴマカシが効かなかった。
「こんな下手な字だったのか」
そんな風に思ったのだけど、それも一瞬のことで。下手な字でも印字だけよりはマシだろ、そう思った。
映画についての挨拶ができないことも本当に残念なのだけど、
それはまた次の年賀状の時にでもしたいと思う。
1年書けないだけでも思うのだけど、年賀状って実は最高だと思う。
追伸:字が下手すぎて、日ペンの美子ちゃんの顔が最近、頭に浮かんでくる。あと、『30日できれいな字が書けるペン字練習帳』という本も気になっている。これで30日できれいな字が書けるのだろうか……。