ジョコビッチを破ったデニス・イストミンの5つの言葉がアツい…
凄まじいジャイアント・キリング
全豪オープンの男子シングルス2回戦。
これまで6度全豪を制している第2シードのノバク・ジョコビッチが敗れた。
しかも、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク117位のデニス・イストミンに敗れたのだ。まさにジャイアント・キリング、「番狂わせ」といえるような出来事が起きた。
デニス・イストミンとは…
デニス・イストミンはウズベキスタンの男子プロテニス選手で現在30歳。
過去にATPツアーでシングルス1勝、ダブルスで2勝を挙げていて、自己最高ランキングはシングルス33位、ダブルス59位。
昨年はトップ100の外に落ちたし、イストミンは過去一度もグランドスラム大会でトップ10のプレーヤーに勝ったことはなかった。
だが、ジョコビッチはトップ10どころではない。自己最高位は1位だし、全豪は6度制し、イストミンと対戦した過去6度の試合では一度たりともセットさえも落としたことがなかった。
ジャイアント・キリングに対する反響
このジャイアント・キリングに対する反響も凄まじかった。
大波乱!ジョコビッチまさかの2回戦敗退 世界117位に敗れる #テニス #AusOpenhttps://t.co/WiLuQojpQU
— スポーツナビ (@sportsnavi) 2017年1月19日
なんと…ジョコビッチが2回戦敗退とは…。
— ミキ (@mikideci) 2017年1月19日
何が起きたんだ
ジョコビッチ敗退、女子単は日本勢全滅 全豪OP – テニス : 日刊スポーツ https://t.co/0OqlSVLNww
— 詠人知らず_東京秘封サークル参加 (@SakusyaYomibito) 2017年1月19日
デニス・イストミンの5つの言葉
このジャイアント・キリング(番狂わせ)を巻き起こしたデニス・イストミンは語った。
「これは僕にとって最大の勝利だ。すごく大きな意味を持つものだよ」
「ジョコビッチ、ごめんなさい。人生で最高の勝利」
「今日のテニスはすごかった。自分でもびっくりしている。コーチのママ、応援してくれた皆、ありがとう。自分でも気持ちのコントロールが出来ない。このレベルでテニスが出来ることに自信がついた」
「僕自身もすごく驚いているんだ」
「今、僕は自分がこれらの(トップ)選手たちと戦えると、彼らと同じレベルでプレーできると感じている」
ジョコビッチの言葉
対するジョコビッチは紳士。こう語った。
「当然ながら、僕は自分の全体的なパフォーマンスをうれしく思っていないが、対戦相手を祝福しなければならない。肝心な瞬間、必要なときに決まって彼は、素晴らしいサービスと素晴らしいプレーを持ち出してきた」
「素晴らしいプレーをしたデニスを称えたい。彼は勝利に値した。今日の彼は大事な状況において、よりすぐれたプレーヤーだった。彼は臆さず、アグレッシブにプレーしてきた」
そして、「この試合から何をつかむのか」と聞かれたジョコビッチは……
「荷物をつかんで家に帰る」
そう答えた。
今回敗れたジョコビッチはもちろん、ジャイアント・キリングを巻き起こしたデニス・イストミンの今後の活躍が興味深い。