ツール・ド・フランス衝撃!優勝候補が自転車ナシで走る!
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前代未聞
ツール・ド・フランスで「前代未聞」のことが発生した。
2016年7月14日に開催されたツール・ド・フランス第12ステージ。
超山岳モンバントゥの頂上ゴールに向かう、優勝候補クリス・フルーム(昨年総合優勝)にそれは起きた。
ゴール前残り2キロのところ。観客はフルームら3名の選手を取り囲んでいた。改めて、思うけど、どう考えても走れるわけがない。
わかりづらいけど、写真左下にいる3人が選手(そして、その前をカメラなどを積んだバイクが走っている)。
落車が起きる!
その時、先頭を走っていたリッチー・ポートが、(観客と接触して)急停止したテレビカメラを搭載したモーターバイクと衝突。
これにフルームなども突っ込み、3人とも落車。
フルーム以外は何とか走りだしたが、フルームはバイクが破損していた。
ゴールまで走りだす
フツウなら、チームカーが自転車を持ってくるのを待つところ。なんとゴールに向かって、フルームが走りだした。
その時の動画が次のものだ。こんなことはまず起きない。
その後、チームカーが到着し、チームが用意した代車(自転車)で何とかゴールしたが、これにより、1分40秒ほどの遅れとなった。これについては救済措置がとられ、その遅れはなかったことになったのだが……。
ただ、あの状況でチームカーを待つことなく。
やれることを最大限やる。
自転車がないなら「走る」。
その勝利にかける精神力は並大抵ではない。
さすが、ロードレースの頂点にいる男。見ているだけで、こちらもモチベーションが高まってくる。
こちらのマンガみたいなフルームなども必見です。