福原愛のマインドになる設計図:自分編
福原愛。卓球選手
宮城県仙台市生まれ、全日本空輸に所属。日本オリンピック委員会・選手強化キャンペーン・シンボルアスリート制度適用選手。ITTF世界ランキング最高位は4位。日本の卓球を牽引してきました。wikipedia
『MOTIV』では、福原選手の言葉を点と点をつなぐようにし、福原愛の「マインド」が学べる「設計図」を全12回にわたり、紹介していきます。今回はその第1回、「自分」編です。
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強くないと
認める
福原愛はこう語る……
「私は自分の性格で自覚していることが幾つかあります。それは、精神的にあまり強くはない、ということ。心配性だし、緊張しいでもあるし、色々なことを考え過ぎたりもする」
人には強がってしまうことがあるし、弱さを認めないようにしてしまうこともある。でも、自分の弱さをしっかりと認めることです。
福原愛ではありませんが、本田圭佑がこう語っています。
「『現実を認めたくない』自分がいて、『現実を受け入れろ』という自分もいる。現実を認めなければ、今を生きることができないですから」
まさに直面しなければならない現実や弱さは認めなければいけないわけです。前に進むために逃げずに進むんです。
- 質問:あなたは自分の弱さを認めていますか?
弱さを認めてから
どうするか
福原愛はこう語る……
「精神面が弱いとは、以前は自分では思っていませんでした。というより、認めたくなかった。でも、自分の弱さを認めて、そこから、じゃあどうすると考えた方が、結局はプラスに作用するんじゃないか。少しずつそう思うようになりました」
自分の弱さを認めた上で「では、どうする?」と考えるわけです。これも先ほど同様、本田圭佑が言っていた別の言葉ですが……
「(アジア杯を振り返って)自分自身に関して言えば、体力を含め、いろんな能力がたりなかった。だからいったん外へ逃げないと相手の守備陣を突破できなかった」
この「いろんな能力がたりなかった」という弱さ。その弱さを認めるからこそ、「では、どうする?」と考え、いったん外へ逃げたりして、相手の守備陣を突破できるわけです。弱さを認めることがとても重要です。
米国国防総省(ペンダゴン)の現役のキャリアであり、米空軍の少佐でもあるカイゾン・コーテも次のように著書で語っています。
「ぺンタゴンが定義する『折れない心』とはつまり、自分の弱点や弱みを素直に直視することでそれを受容すること、そしていかなる変化にも対応可能な柔軟性を持ち、たとえ困難に陥り失敗するようなことがあっても、そこからしなやかに回復できるタフさを意味するのです」
参考『ペンタゴン式 ハードワークでも折れない心のつくり方』
「弱みを素直に直視することでそれを受容すること」が、まさに福原選手が取り組んでいることです(そこに変化に対応する柔軟性をもてれば、困難や失敗に直面しても、回復できるタフさが持てるというわけです)。
- 質問:では、(弱さを認めて)あなたはどうしますか?
まとめ
- 強くないと認める
- 弱さを認めてからどうするか
以上が『福原愛のマインドになる設計図』の「自分編」
全12回のシリーズの第1回です。
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