大谷翔平のマインドになる設計図:自分編
大谷翔平。野球選手
北海道日本ハムファイターズに所属するプロ野球選手。右投左打。 プロ野球では非常に珍しい投手と打者の「二刀流」選手として注目される。球速162km/hを投じるNPB最速投手、大リーグ球団スカウトのスピードガンで101mphを計測する、強烈な野球選手です。
『MOTIV』では、大谷選手の言葉を点と点をつなぐようにし、大谷翔平の「マインド」が学べる「設計図」を全12回にわたり、紹介していきます。今回はその第1回、「自分」編です。
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優れている
自覚
大谷翔平はこう語る……
「野球を始めた頃から、他の子どもよりもボールが速い自覚があった」
大谷選手は野球を始めた頃から、ボールが速い自覚がありました。
それが今では球速162km/hを投げるNPB最速投手となっている。つまり、出発点はこの「自覚」だったわけです。
この「(他の子どもより)ボールが速い」という自覚。その自覚があったからこそ、その「強み」を意識し、「自信」をもち、「もっと速く投げたい」と「練習(行動)」にもつながったわけです。
自覚→強み+自信+練習(行動)
「でも、自分にはそんな自覚はない」
そういう人もいると思いますが、何かに優れているという自覚をもつことは今からでも遅くはない。あなたのどこが優れているのか、その「自覚」をもつことが、「強み」「自信」「行動」につながるのだから。
- 質問:あなたが(他の人より)優れていると自覚している点は何ですか?
一番しっくりくる
肩書きは
大谷翔平はこう語る……
「(大谷選手の肩書は?)普通に野球選手なんじゃないですかね。プロ野球選手大谷翔平が一番しっくりくると思います」
ピッチャーとバッターの二刀流を追求するからこそ、大谷選手は野手でも投手でもない「野球選手」という肩書きを語ったのです。
その肩書きが明確になっているからこそ、その肩書きにとって目指すべき目標や行動などが明確になるわけです。
あなたにとって、一番しっくりくる肩書きは何でしょうか?
それを明確にしておくことです。自分が何者なのか、が明確になることで多くのことが明確になってきます。
- 質問:あなたにとって、一番しっくりくる肩書きは何でしょうか?
自分が
成し遂げる
大谷翔平はこう語る……
「僕自身も、もっともっとって思いはありますが、逆に『大谷選手投げないでくれ』って思っている子の方が早く上達していくと思います。『自分が先に170キロを突破するんだ』と思っている子の方がすごくいいんじゃないかな」
これは子どもに対するメッセージです。
「大谷選手が170キロを投げるのを見てみたい」という子どもよりも「自分が先に170キロを突破する」という子どもの方がすごくいいという話です。
「誰かが成し遂げるのを楽しみにしています」などと言っているんじゃなくて、「(大谷じゃなくて)自分がやるんだ」と思う子の方がいいということです。
自分が実現したいことは自分がまずやろうとすることです。他の人に実現されるのを見ているのではなく、です。そう思う方が成長もするだろうし、自分で実現できる可能性もはるかに高いということです。
- 質問:あなたは実現したい「何か」を(他の人ではなく)自分がやるんだ、と思っていますか?
重要なこと以外、
気にしない
大谷翔平はこう語る……
「遠征で枕が変わっても寝られるし、移動の乗り物でもよく寝られるタイプ」
枕が変わったら、眠れない。大谷翔平はそういう神経の人間ではない。この言葉にあるように、枕が変わっても眠れるし、移動の乗り物でもよく眠れる。
でも、全てではないだろう。全てに鈍感か、というとそうではなく、野球についてはあれだけの活躍をしているのだから、常に研究しているし、努力もしているはず。
つまり、重要なこと以外、気にしない。
それによって、無駄なことにエネルギーや時間を使わず、重要なことに集中できる。それがより大きな前進につながるわけです。
- 質問:あなたにとって、重要なことは何ですか? それ以外は構わないことです。
まとめ
- 優れている自覚
- 一番しっくりくる肩書きは
- 自分が成し遂げる
- 重要なこと以外、気にしない
以上が『大谷翔平のマインドになる設計図』の「自分編」
全12回のシリーズの第1回です。
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