フルームがツール・ド・フランスで4度の総合優勝を決めた理由とは…

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フルーム、通算4回目の総合優勝

2017年7月22日

自転車ロードレースのツール・ド・フランスは、フランスのマルセイユで第20ステージの個人タイムトライアル(22.5キロ)を行い、クリストファー・フルームがトップから6秒差の区間3位でフィニッシュ。2位に54秒差をつけて総合首位を守り、通算4回目の総合優勝をほぼ確実にした

ツール・ド・フランスは全21ステージ(21日間)で総合優勝は最終日の前日のステージで実質は決まる(最終日の21ステージはパレードランなどのため)。

つまり、この第20ステージで実質はフルームの総合優勝が決定したということだ。

21日間走る過酷さ

フランス全土を21日間かけて走る過酷さはポリャンスキー選手が、16ステージが終了した後にSNSに投稿した写真でよくわかる。

次のものは「僕の足はちょっと疲れているみたい」というコメントと共に投稿したポリャンスキー選手自身の脚の写真(フルームのものではないけど)。

とにかく過酷だ。

After sixteen stages I think my legs look little tired 😬 #tourdefrance

Paweł Poljańskiさん(@p.poljanski)がシェアした投稿 –

フルームの偉業

こうした過酷なレースの中。

フルームは2013年に総合優勝。1年あけて、2015年に総合優勝。2016年にも総合優勝。さらに今年2017年にも総合優勝を決めたことになる。

ほんのわずかなミス。落車。トラブル。体調の悪さ、などほんのわずかなことでさえ、優勝することは困難なのに、これだけの優勝を重ねるというのは尋常ではないほどの偉業といえる。

Twitterで僕はこうツイートした。

フルームが王者である理由

フルームがツール・ド・フランスで4度目の総合優勝を決めた理由。それはまさに最後のツイートにある言葉にあると思う。

プレッシャーがある方がモチベーションが高まる

という言葉。これはまさに王者の言葉だ。

やはり過酷なレース

ちなみにギリギリで表彰台(3位)に入ったバルデの第20ステージを終えた姿が次のもの。

「勝たなければならない」というプレッシャーなのか。肉体的に厳しい状況だったのかはわからないが、精神的にも肉体的にも強い選手でないと勝てない、やはり過酷なレースだといえる。

プレッシャーがある方がモチベーションが高まる

このフルームの言葉はやはり、精神面も通算4度の総合優勝に大きな貢献をしているのだろう。