大谷翔平、日本記録165キロを生む「限界を超える5つの思考」
目次
大谷翔平が凄まじかった…
10月16日、パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第5戦。
北海道日本ハムファイターズが福岡ソフトバンクホークスを逆転で退け、日本シリーズ出場を決めた。
大谷翔平は日本最速の165キロのストレートを連投。さらに150キロを超えるフォークボールなど、マンガのような異次元の投球でソフトバンク打線を封じた。
松井秀喜は大谷翔平の165キロについて、こう語った。
「すごいですね。僕は打席でそのスピードを見たことがないので、ちょっと分からないんですけど打てないと思いますよ、恐らく。打てないでしょうね。それだけ速い球を投げるだけでもすごいですけど、トータル的に見ても全てがかなりすごい」
限界を超える
5つの思考
今回は、そんな大谷翔平の異次元の投球を生んだ「限界を超える5つの思考」を大谷選手の言葉からまとめました。
思考1
まず、考えること
大谷翔平は語る……
「頭で最初に考えて、そして後からモノができる。160キロ投げている姿がある。そこに後からできる現実がある」
大谷翔平
160キロで投げている姿が頭の中にあったから、それが現実になった。そう大谷翔平は語ります。
何も考えずに、何かが実現することはありません。
まず、最初に頭で考えること。自分の理想とするものを考えることです。
そこからそれを現実にしていくわけです。
- 質問:あなた自身の「理想」について、あなたは考えていますか?
思考2
変わることを求める
大谷翔平は語る……
「特に幕末が好きですね。日本が近代的に変わっていくための新しい取り組みが多くて、歴史的に見ても大きく変わる時代。『革命』や『維新』というものに惹かれるんです」
大谷翔平
常に大谷翔平は変化を求めている。
それは自身が変化する、という意味だけでなく。自分以外の大きな変化、「革命」などにも惹かれている。
好きな時代も幕末。変化のために新たな取組みをする、そんな革命や維新の時代を好む。
自分はもちろん、自分以外のことでも変化を求める。その強烈な欲求が自身を大きく変えることにもつながっていくわけです。
- 質問:あなたは「変化」を強く求めていますか?
思考3
自らが決める
大谷翔平は語る……
「ピッチャーではゲームを作ろうとし、バッターではゲームを決めようとしている」
大谷翔平
他人(ひと)に何を言われても気にせず、「そんなのはどうだっていい」と語る大谷翔平。
自らが決める。強烈な自主性があるわけです。この強烈な自主性が他人の否定的な言葉、特に「限界をつくる思考」などに影響を受けない大谷翔平をつくっているわけです。
- 質問:あなたは他人の「限界をつくる思考」に影響を受けていませんか?
思考4
自分の憶測で
制限をかけるな。ムダだ
大谷翔平は語る……
「自分はここまでしかできないのかなと、憶測だけで制限をかけてしまうのはムダなことだと思います」
大谷翔平
あなたは「自分には無理かもしれない」などと考えてしまうことがないだろうか。
大谷翔平は自分に制限や限界をつくったりもしない。それどころか、「ムダ」なことだと語ります。
「自分はここまでが限界だろう」などと制限をかけない。きっと、165キロで、日本最速の球を投げても、まだまだ限界だとは思っていないのだろう。
- 質問:あなたは自分に「限界」をつくっていないだろうか?
思考5
不要な行動を減らせ
最小限の動きで
「ムダなく、ロスなく、なるべく余分な動きを省いて、最少の動きで投げたいなと思っています。
自分の感覚の中で、『これは必要ないな』という邪魔な動きを使ってタイミングを取っていた部分があったんですけど、そこを省きたい。そうすると、力が伝わらないとか、ワンテンポ遅れてしまう部分が出てきてしまうんで、今度はそのための違うリズムのポイントを探さなくちゃならない。それが音合わせの作業です」
ムダな動きをとことん省く。
必要最小限の動きで自らの力を最大限活かすようにしていく。
ただ、その「ムダな動き」を省くと、違う問題が発生することがあるわけです。大谷翔平の場合でいえば、「力が伝わらない」とか「ワンテンポ遅れる」ような問題がでてきたわけです。
自分の力を最大限活かすためにそれを調整していくわけです。
- 質問:あなたはムダな行動を減らしていますか?
- 質問:自分の力を最大限活かしていますか?
最後にもう1つ…
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