やきそばパンが人気だった…「やきそばパン、買ってこいよ」
学生時代、最も人気があったパンは
「学生時代、最も人気があったパンは?」
そう聞かれたら、間違いなく、「やきそばパン」と答えますね。
僕の学生時代(高校時代)はやきそばパンが半端ではないくらい人気で。
Facebookに次のような投稿もしたことがあるくらい。とても人気があったパンだと思う。
学生時代。
親友のKと昼になると、学内にある売店に「やきそばパン」を買いに行っていた。
それ以外のパンも買っていたのだけど、とにかくやきそばパンが人気で。
一瞬にして売り切れてしまうので昼休み前の授業が終わると、すぐ買いに行っていたのを覚えている。
大人になって、
「やきそばパン、美味いんだよ」
とその話をすると、
「やきそばにパンって美味しくないでしょ。やきそばにパンでしょ」
とよく言われるのだけど、結構美味い。
そんなことを思い出しながらさっき、やきそばパンをお店で買ってしまった。
あの時、感じた味と違うかな……。
そう思いながら、口にすると、変わらなかった。高校時代からほとんど食べることがなくなった、やきそばパン。
その変わらない味に、とても豊かで懐かしい気持ちになっていた。
マンガの世界
学園もののマンガなどでも圧倒的な人気なのは「やきそばパン」。
不良が「やきそばパン、買ってこいよ」などと言っているシーンをよく目にします。不良というとイメージが悪いのですが……笑。
Wikipediaにはこうあります。
「高等学校などの構内に設置される売店で販売されているパン類の中でも定番商品の1つとなっている。
その理由は、高価な食材を使用していないために販売価格が比較的安価である事、きちんと食卓に座り食器を必要としない事、濃い味付けなどが挙げられる。
そのためドラマ・漫画・ゲームのようなフィクションの中でもいわゆる『学園もの』における学生の食生活や構内売店のアイコンとして小道具としてよく登場し、ストーリーの1つとして『焼きそばパン争奪戦』などが展開されることもある」
僕の学生時代でも「やきそばパン」の争奪戦、ありました。その争奪戦に打ち勝ち、屋上で食べるやきそばパンが何ともいえないほど美味しかった。
なぜ、やきそばパンは生まれたのか
なぜ、やきそばパンが生まれたのか。
少し気になったので、調べてみると、次のような理由でした。
発祥は諸説あるのですが……。
東京都荒川区南千住にあった『野澤屋』。この店が「やきそばパン」を生んだのです。
1950年代、当時『野澤屋』は焼きそばとコッペパンを同時に販売していました。ですが、お客にこう言われます。
「面倒だから、焼きそばをはさんで」
その声に応えるようにつくったのが「やきそばパン」。それが広まっていったのが始まりだったらしい。
2010年に閉店してしまったお店なので、もう食べることはできないのですが……。
鶯谷 ニューコッペパンの店 みはるや
今、食べることができるお店で「美味しい」といわれているのは鶯谷の「みはるや」。僕はまだ食べていませんが、このお店の「やきそばパン(『やきそばコッペ』というメニューらしい)」が本当に美味しいらしい。
麺が太めでやわらかく濃厚なソースが強めに利いていて、これがシンプルなパンに非常に良く合うらしい。食べログのレビューでは次のような声が上がっていました。
「ヤキソバは、麺だけの焼きそばパンが多い中、ここの焼きそばパンはちゃんと具がいっぱい入った焼きそばを使っています。
しかも使っている肉が牛肉だから超豪華、ニューコッペパンの店 みはるやの焼きそばパンが自分の中ではナンバーワンです」
川本真琴‐やきそばパン
最後に川本真琴の「やきそばぱん」をお届けします。
「ひとりぼっちで屋上、やきそばパンを食べたい」という歌詞があるのだけど、「屋上」と「やきそばパン」の組み合わせは本当に合っていると思う。
学生時代、屋上で空を眺めながら、やきそばパンを食べていたのを思い出します。