坂本龍一が愛した忌野清志郎の1曲「本当にいいんですよ」
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坂本龍一が愛した曲とは
2010年の『TBSニュースバード』でのことですが、坂本龍一が忌野清志郎の曲で「本当に凄い」と語っている1曲があります。それは……
矢野顕子の『ひとつだけ』という曲。
坂本龍一が忌野清志郎を語る
坂本龍一はこう語っています。
「(忌野清志郎の声は)切ないですよね」
さらに「忌野清志郎の切ない例ってどんなものがありますか?」と聞かれると、こう続けます。
「矢野顕子の『ひとつだけ』って曲があるんですが、これを一緒にライブで演奏したことがあるんですけど、忌野清志郎が歌う『ひとつだけ』がものすごい切ないんですよ。
(本当に嬉しそうな表情をしながら)まあ、いいんですよ。本当にいいんですよね。
あの本人の矢野顕子のバージョンより、僕は清志郎のバージョンの方がはるかに素敵だな、と。
何だろう。言葉が「生きる」っていうのかな……。
矢野さんももちろん、相当ですよ。(でも)矢野さんがもともと書いていた言葉より以上の意味がね。発生してくるわけ。聴いていると、それが凄い……」
忌野清志郎の『ひとつだけ』
YouTubeの動画は清志郎だけのものではなく、矢野顕子との曲ですが……。坂本龍一が語るとおり、とても切ない。
「矢野顕子のバージョンより、僕は清志郎のバージョンの方がはるかに素敵だな」
聴いていると、そんな坂本龍一の気持ちがわかる気がします。