福原愛、準決勝大敗の中に「強さ」を見せた…。力強い負け方
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大敗…
リオ五輪、卓球女子シングルス準決勝。
福原愛はロンドン五輪金メダリストの李暁霞に0−4で敗れた。
これまで、全てストレート勝ちだった、神がかった強さをもった彼女が大差をつけられるのだから、本当に李暁霞(中国)は強い。
変化
試合後、彼女はこう語った。
「本当に強かった。ボールの威力や回転全てが上回っていた。そういった部分に対して自分が処理できなかった。1ゲームも取ることができず悔しいです」
ただ、そう語っていた彼女に、これまでと違うところがある。
試合中、大差をつけられても表情が変わらなかった。悲壮感を漂わせ、悲しい表情になることもなく。表情ひとつ変えずに「強さ」を見せつつ、戦っていた。
一瞬一瞬に集中して、だ。
以前だったら、落ち込んだ表情になっていたのに。
今はそうではない。大差をつけられたけど、立派な負け方だと思う。
3位決定戦
次は3位決定戦。
結果ではなく、目の前の一瞬一瞬に集中しようとしている彼女に対して、言うべきことではないけど。
日本中の人から「愛ちゃん」と呼ばれ、幼い頃から頑張ってきた。その彼女に日本人初の女子シングルスのメダルを獲らせてあげたい。そう思ってしまう。