イチローと萩野公介。苦悩を乗り越えてきた2人の天才
イチロー3000本達成!
2016年8月7日。マーリンズのイチローがロッキーズ戦でメジャー史上30人目の通算3000安打を達成した。
メジャー16年目、通算2452試合目でアジア出身選手では初となる偉業。
イチローはこう語った。
「達成した瞬間、あんなにチームメイトが喜んでくれて……3000という数字より、僕が何かすることによって、僕以外の人が喜んでくれることが、今の僕にとって何より大切なことだと改めて認識した」
「(7月28日2998安打目を放ち、以来7試合無安打。8月6日のロッキーズ戦で2999安打を放ち、ようやく3000安打を決めたことについて)これだけ長い時間、特別な時間は僕にとってのプレゼント。考えてみれば、この時間の使われ方はよかった」
イチロー、達成の瞬間
萩野公介、金メダル獲得!
2016年8月6日。リオデジャネイロ五輪、競技初日に行なわれた水泳男子400m個人メドレー。萩野公介が金メダルを獲得した。
萩野はこう語った。
「最後の50mでチェース選手が迫ってきたので、すごく怖かったけれど、もう自分がやれるのはキックを打って勝ちきることだけだと思ったので……。スタミナは残っていました。そのための平泳ぎですから、下手くそだけど最後の自由形につなげられればいいかなと」
コーチである平井は語る。
「萩野の場合は才能もあるし、努力もできる選手だけど、ひとつ足りないのはビッグタイトルだと思っていたんです。それさえ獲れば、萩野公介というスイマーが完全体になって、マイナスなことを考えず自分のプラス面をドンドン考えていく、北島康介のようなスイマーになれるのではないかと。そういう時がとうとうやってきたという感じです」
萩野公介、達成の瞬間
2人の言葉は重く深い…
8月8日現在。『MOTIV』ではこの2人の記事にアクセスが集中している。
- 3000本達成したイチロー
- 金メダルを獲得した萩野公介
『MOTIV』がスタートして現在124日。毎日のように……
- 世界で成果を上げた人物
- 歴史に名を刻んだ人物……
などの言葉を膨大に見ているけど、その中でも、この2人は興味深い言葉が多い。
色々な人物の言葉を見ていて、強く感じるのだけど、「努力なしの天才」「苦悩なしの天才」みたいな人はその思考に「苦悩」のようなものはあまり見えないし、感じられないのだけど。
彼ら2人からはそれが強く感じられ、本当に深くて重い。
イチローと萩野公介が考える天才
そもそも2人は自身のことを「天才」だとは思っていない。
イチローは
「僕は天才ではありません。なぜかというと自分が、どうしてヒットを打てるかを説明できるからです」
と語り。
萩野康介は
「僕の思う天才は練習をしなくても軽々とタイムを出せる人。僕は日々の練習で大変です。天才じゃないのにと思ってきた」
と語ります。
練習や努力がなく、自然と「できる」ような天才。そんな天才ではなく、時に悩み、時に考え抜き、「自分自身」を創り上げてきたものだからこそ、その思考も深いのだと思います。
だからこそ、僕らにも参考になります。
僕ら凡人のように悩み、苦悩する人間にも響く言葉が多いです。
ぜひ、次の2つの記事をご一読ください。
『MOTIV』の名言は「分類」され、「評価」があります。なので、それを目安に見ていただければ、きっと利用しやすいです。ブックマーク必須の内容です。
イチロー:モチベーションの上がる言葉121選