映画「帰ってきたヒトラー」から学べる3つのこと
ヒトラーが
現代によみがえる
ヒトラーの顔が目の前にあった。
映画『帰ってきたヒトラー』の冒頭のシーン。
とにかく
内容が素晴らしい
本作はドイツの超ベストセラー小説を映画化したもので。
日本では公開したばかりなのに、すでにランキングTOP10にさえ入っていない。つまり、人気がある映画とは言えないのだけど、内容は素晴らしかった。
ヒトラーが現代によみがえり、ヒトラーをマネしたモノマネ芸人として大スターになっていく(でも、男の正体はヒトラー本人)……と物語は展開する。
ヒトラーの
3つの力に
惹きこまれる
ヒトラーというと、圧倒的に悪い印象をもつ人がほとんどだと思う。
でも、映画を観ていると、彼に対するマイナスイメージを強く持っていても3つの強烈な引力に引き寄せられてしまう。
- リーダーシップ
- 強さ
- 人を魅了する力
実在の人物はもちろん、架空の人物にもあれほど凄い人はいないと思う。本当に凄まじいのだ。
ヒトラーは
画家志望の青年…
ヒトラーはもともとは画家志望の青年。それが(合法的な)選挙により、勢力を拡大していく。
大衆が彼を選んだのだ。
その理由がこの映画を観ることでハッキリとわかる。
映画はコメディアンとして現代でやっていく話なのだけど、彼のもつ「リーダーシップ」「強さ」「人を魅了する力」が人を惹きつけていく。
それは映画を観る、僕らのような観客でさえ、だ。実際、次のようなレビューも多い。
「うっかり彼の演説に引きこまれました。その人物がどういう人間かわかっていようといまいと、強大なる吸引力には逆らえないのだ。という実体験ができます」
本作主演のオリバー・マスッチは、幾度もヒトラーの映像を見て、徹底的に研究し、本作に挑んだらしい。
ヒトラーという男のリーダーシップ、強さ、人を魅了する力などを知りたかったら、本当にオススメの映画。きっと、避けようとしてもヒトラーの吸引力に逆らえないはず。