『ゼロ・グラビティ』が凄い。こんな人にズバリ最高の映画…

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パリの美容院

随分と前のことです。

僕がまだバックパッカーだった時、パリで強烈な目に遭ったことがある。その時のことは長くなるので省きますが、翌日、気分を変えるため、なぜか、美容院に髪を切りに行きました。

といっても、パリで美容院に気軽に行けるほど慣れていたわけではありません。

パリで美容院に行ったのはあの時が初めてのことで。フランス語が話せない中で、英語でお願いし、流行りの髪型にカットしてもらった後はかなりバッサリと切られ、ほぼ坊主になっていた。

今でも覚えているのはその自分の髪型のことではなく、髪を切ってくれた「女性」のこと。彼女は女優のサンドラ・ブロックに似ていました。

本人も「私はサンドラ・ブロックに似ていると言われる」などとまんざらでもないようなことを笑顔で話していました。とても魅力的でかわいらしい女性だった。

パリで髪を切ったあと

あれから随分と経ちますが、あの時以来、少し変わったことがあります。

映画を観る時に「サンドラ・ブロックが出ている映画」と「そうでない映画」の2つの選択肢(映画)があるなら、「やっぱり、彼女でしょ」と。なぜか、サンドラ・ブロックが出る方を
選んでしまう。

そして映画を観る前に「(パリの)彼女はどうしているんだろう」などと考えながら観るので、余計に映画に集中する。まぁ、それだけ感情移入して観るのでいいことなのですが……。

最近観たサンドラ映画

で、先日観たサンドラ映画は

ゼロ・グラビティ

サンドラ映画というのは、もちろんサンドラ・ブロック出演の映画で、『ゼロ・グラビティ』は彼女主演の映画です。

とても人気があった映画なので観た人も少なくないと思う。原題は『GRAVITY』です。

gravity-1

この映画は凄かった。

あまりの素晴らしさに僕はすぐにiPhoneを手に取り、気づいたことをいくつもいくつもメモしていました。

主演のサンドラ・ブロックの役(ライアン・ストーン)はもちろんですが、ジョージ・クルーニーが演じる役(マット・コワルスキー)も素晴らしい。

ただ、誰にでも合う映画ではありません。毎日が幸せで仕方がないような人には向かないと思う。

絶対絶命の局面。そのような状況はこの日本にはまずないけど。

比較的、厳しい状況にいる人。もしくは厳しい状況にいる人たちを相手に仕事をしている人。

そうした状況にいる人なら、きっと共感できるし、心に響くはずです。

起業家や経営者には最適だと思う。アスリートの人にもオススメです。

非常に厳しい局面でどうすべきなのか。

それについて、語ってくれるような、そんな映画でした。

常に考えていること

今、僕は様々な企業、経営者、起業家の方のマーケティングの支援をしています。その中で、いえ、16年近くマーケティングに携わってきて、僕が常に感じていることは……

「人間のやることだ。絶対にどこかに道がある」

ということです。諦めず、徹底的に見ていくと必ずどこかに「道」がある。

この映画で感じたのはまさにそれでした。映画を観た後の僕のメモの最後にはこう書かれています。

絶対にどこかに道がある」と。

追伸:起業家の方は毎年1回観ても良いくらいの映画だと思います。

ただ、パリでのサンドラ・ブロックを思い出す余裕もないほど、緊迫した場面が続く映画でした 笑