大谷翔平の日本最速165キロ！その実現を支える「４つの行動」
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大谷翔平、史上最速１６５キロ
10月16日のクライマックスシリーズ第５戦。大谷翔平が９回のマウンドでプロ野球史上最速の１６５キロを記録した。
今季、大谷はソフトバンク戦で投げては２勝０敗。打っては９本のホームランを放った。
音合わせの
４つの行動
そんな大谷翔平の活躍はもちろん、日本最速１６５キロを実現したともいえる「行動」についての４つのポイントがあります。
それが「音合わせの『４つの行動』」です。
行動１
総合的に向上させる
大谷翔平は語る……
「（身体を大きくしたことは）球速を上げるためにしたのかと言われれば、そうじゃなくて、投手としての総合的な部分でそれが必要だなと思ったからそうしたのであって、球速を上げるための練習ではなかったんですけどね。結果的に上がったなと……」
大谷翔平
目的は球速を上げるためではなく。投手として前に進むため、「（投手としての）総合的な部分」を上げることが大谷翔平には必要だった。その「総合的な部分」を引き上げたことで、結果として球速が上がったわけです。
これを読むあなたでいうと、あなたの仕事は何だろうか。そして、その仕事をする上で総合的なレベルを高めようとしているだろうか。
どうしても、僕らは目に見える「目先のもの」のために行動してしまう。でも、それらはあなたの総合的な能力を高めることにはつながらないことだってある。
総合的な能力。全体のレベルを引き上げることで、それぞれの能力が結果的に高まるというわけです。
- 質問：あなたの仕事の総合的な能力とはどのようなものでしょうか？
思考２
集中する
大谷翔平は語る……
「オフの間にトレーニングして体も大きくなっていたんですけど、その間、僕はあんまり投げてなかったんです」
大谷翔平
大谷翔平は身体を大きくし、キャンプ初日にブルペンで投げた時に監督に「ウエイトトレーニングで体をデカくし過ぎたんじゃないか」「ふざけるな」と言われたらしい。
実際、「大丈夫か」というメディアの記事も多かった。
でも、大谷翔平の中では正しい方向に進んでいた。
自らの総合力を高めていくためにまずは課題となる「身体を大きくすること」にまず取り掛かった。その間は他のことはあまりしない。
一つのことに集中し、その要素を高めて、最後に「音合わせ」の段階に入っていくわけです。それが次の行動「まとめる」です。
- 質問：総合的な能力を高める上で欠けているモノ（課題）は何でしょうか？
行動３
まとめる
（音合わせの作業）
大谷翔平は語る……
「あとは、大きくなった体を動きの中でうまくまとめられたこともよかった。セットにしたり、フォームをいろいろ試したりした中で、動きをまとめられました」
大谷翔平
身体を大きくしたら（肉体的なレベルが向上したら）、そのレベルにフォームがついていけない。そのために、肉体と技術などを合わせていく。
つまり、身体を自分の動きの中でまとめていく必要がある。フォームなどを色々と試す中で、それをまとめていったのです。
あなたも同じです。
何か一つの要素のレベルを引き上げていった場合、その一つの要素を全体として、なじませるように、まとめていくことです。
効率的にムダなくしていき、強化していくわけです。
- 質問：高めた要素を全体として、まとめていますか？音合わせの作業をしていますか？
行動４
しないことを
決めておく
大谷翔平は語る……
「（睡眠時間はたっぷり取るが、たくさん寝ることができる日も）10時間以上は寝ないようにしている」
大谷翔平
シンプルな言葉ですが、「しないことを決めておく」ということです。
このように「10時間以上寝ないようにしている」と語れるということは、それを明確に決めているということです。
10時間寝ることがあなたにとって、正しいかどうかはともかく。
大谷翔平にとっては正しいことではないわけです。しないことを決め。それらをしないことによって、全体の能力を高めることにもつながっていくわけです。
- 質問：あなたの全体の能力を高めるため、「しないこと」は何ですか？
最後にもう１つ…
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