道下美里、パラ陸上女子マラソンで銀!それを支えた想いとは…

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道下美里、銀メダル獲得

リオデジャネイロ・パラリンピック、視覚障害者 女子マラソンに道下美里選手が出場し、見事、銀メダルを獲得した(右が道下美里選手)。

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道下選手の言葉

道下選手は昨年2015年の世界選手権は3位。日本選手の中、最も早いタイムを持っていて、当然、メダル獲得への期待が高まっていた。

身長は1メートル44センチ。小柄な選手。

でも、その小柄な体格を活かしたピッチ走法で、序盤4位だったが、そこから3位、2位と順位を上げ、3時間6分52秒で、堂々の銀メダルを獲得した。

レース後、道下選手はこう語った。

「金メダルが取れなくて悔しさも残りますが、銀メダルが今の私にとっては最高のメダルだと思います」
道下美里

続けて、こう語った。

伴走の方のサポートで最高の力を発揮できました。頭の中にコースの図面を描いて方向を確認していたので、初めて走るようなコースには思えず、不安も全くありませんでした
道下美里

本当に素晴らしかった。

道下選手を支えた想い

道下選手は昨年2015年IPCマラソン世界選手権(ロンドン)で悔しい想いをしていた。目標としていた結果が出なかったからで、その時に強く語った言葉が次のもの。

「( 世界選手権で目標の結果でなかった時)この日のためにどんなことをやってきたのかな、というのは思っていましたね。すごい苦しかったこととか、みんなからかけてもらった言葉とか、思い出しながら、絶対、絶対、いけるっていう想いにつながるような、思い出せるような要素、プラスになりそうな要素を頭からどんどん引き出していっていましたね。何かのきっかけで変わらないか、変われ、変われって思いながら走っていましたね」

苦しかったこと、みんなの応援、そうしたものを思い出しながら、「絶対、いける」と、そう思いながら、走っていた。しかし、状況は変わることはなく、望む結果は得られなかった。

道下選手はこう続けた。

「でも、そのためにきつい練習をやってこないといけないんだな、ということも今思いますね。もっともっと。その時、引き出せる引き出しを増やさないと、世界で勝てないなって思いますね」

その結果から、リオデジャネイロ・パラリンピックまで、彼女は僕らには想像もできないほどの「きつい練習」をやってきたのだろう。世界で勝つために、そして、引き出しを増やすために、だ。

結果は見事、銀メダル……。

本当に素晴らしいと思う。

道下美里

道下美里(みちしたみさと、1977年1月19日 – )は視覚障害マラソン、陸上競技の長距離選手。2014年、山口県開催の防府読売マラソンで世界記録を樹立していた。

  • 2014年 4月 IPCマラソンワールドカップ/ロンドンマラソン 2位 (3時間9分40秒)
  • 2014年 12月 防府読売マラソン(2時間59分21秒)
  • 2015年 4月 IPCマラソン世界選手権/ロンドンマラソン (3時間3分26秒)
  • 2015年 12月 防府読売マラソン(IPCの部)優勝(2時間59分32秒)
  • 2016年 2月 別府大分毎日マラソン視覚障がいの部優勝(3時間3分42秒)

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