世界遺産ラスコー展に行ってきた「人類の歴史を深く考えさせられた…」

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100歳という年齢

100歳という年齢は、今、30代であれば、3倍ほど。40代であれば、2倍とちょっと。意外にあっという間だ。

では、100歳があっという間だとして、1,000年はどうか。

1,000年も実は遠くない。100歳の人生をたった10回繰り返すだけで、1,000年になる。

歴史で考えてみると

1,000年前は

今から1,000年前というと、西暦1017年。

日本は平清盛の前の時代。藤原道長が太政大臣になったあたり。年表などには、

「道長の子、( 藤原頼通 )が摂政になる。道長は太政大臣に」

となる。

世界は、

「1038年 ペルシアにセルジューク朝、成立」
「1066年 ノルマンジーがイングランドを征服」

などと、ある。ノルマンジーがイングランドを制服する前の時代。

2,000年前は

では、100歳を20回繰り返すとどうか。

西暦17年。

日本はというと、有名な倭の奴国王(なこくおう)が光武帝から漢委奴国王印を印綬される辺り。

世界にはローマがあり、キリストがまだ生きている時代。

たかが100歳を20回で、だ。

2万年前は

じゃあ、
100歳を200回繰り返すとどうなるのか。

これは少しだけ遠く感じるけど、近くも感じる。

2万年前だ。

日本は縄文時代がまだ始まっていない。
(1万5千年前から始まる)

世界はといえば、クロマニョン人の時代になる。

マンモスが生きていて、彼らはそこで生活している。

100歳をわずか200回繰り返すだけで、実はクロマニョン人の時代になる。

こう考えると、人類の歴史というのは実は短い。

織田信長、徳川家康、マリー・アントワネット、ナポレオン、なんて、友だちみたいに近いし。

聖徳太子や
ローマ皇帝も叔父さんくらいな感じ。

クロマニョン人で、ひいおじいさんくらいだ。

そのひいおじいちゃんのクロマニョン人が描いたという世界最古の壁画
ラスコー洞窟展に先日行ってきた(ちなみに世界遺産だ)。

僕はそれを見ながら、そんなことを考えつつ、「何も変わらないな。今と」と呟いていた。

彼らは僕らと同じように絵を描き、それを観て楽しんでいたし。

同じように服を着て、同じようにアクセサリーを身につけていた。

根本的な部分は変わりはしない。

やっぱり、ひいおじいちゃんだった。

最後にもう1つ…

そう考えていくと、現代の世界人類なんて、家族のようなもの。

あなたも僕も目の前のことしか見えないこともある。

自分を人を比べたり、誰かを羨んだりしてしまうことだってあるかもしれない。でも、人類の歴史を考えれば、どれも大したことはないではないし、誰もが同じようなもの。

変にとらわれないことだ。変に制限をかける必要もない。

思い切りやることだ。そんなことをラスコーの壁画を観ながら、考えていた。