全豪オープン、フェデラー対ナダル、死闘のあとの泣ける言葉

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全豪オープン2017

テニスの全豪オープン。1月29日、男子シングルス決勝戦が行われ、フェデラーがナダルを制し、7年ぶり5度目の優勝を果たした。試合は6-4、3-6、6‐1、3-6、6-3のフルセットでの闘いだった。

4大大会では2012年のウィンブルドン以来5年ぶりの優勝。

フェデラーは歴代最多優勝数を更新し、18勝目となった。

ツイッターでの反響がアツい…

激闘を制した瞬間、全豪オープンの公式ツイッターはこう速報した。

「紳士淑女のみなさん、王が帰還しました」

準決勝でフェデラーとフルセットの死闘を演じた世界ランキング4位のスタン・ワウリンカ(スイス)はこうツイートした。

「何て試合だ! アメージングだよ、ロジャー・フェデラー!!!!! 優勝18回!!!!!」

準々決勝でナダルに敗れた世界ランキング3位のミロシュ・ラオニッチは

「偉大で素晴らしい試合で目が覚めたよ。ありがとう、ロジャー、ありがとう、ラファ」

女子テニス界のレジェンドでグランドスラム優勝12回を誇るビリー・ジーン・キング夫人はこうツイート。

「ラファエル・ナダルをとても誇りに思います。あなたのファイティングスピリットと闘争心はすべてのテニスファンにとって僥倖です。ありがとう」


2人は苦難を乗り越えてきた…

全豪オープンの決勝でフェデラーとナダルが対戦するのは今回が2度目(前回は2009年)。前回はナダルが勝利していた。

現在、フェデラーは35歳。昨年2月に膝を手術した。一方のナダルも手首の故障に悩まされてきた。

手術後、フェデラーはシーズン後半を棒に振り、14年間守った世界トップ10の座も手放し、不安の日々を送った。そんな中で昨年の秋に再会したのが、同じく怪我に悩んでいた親友のナダル。2人はこう誓いあった。

「100%の力で戻って、またテニスを楽しもう」

フェデラーにとって、今回の全豪はツアー大会では復帰戦だった。そして、この決勝はそんな同士とも言え、最高のライバルとも認めているナダルとの闘いだった。だからこそ、フェデラーは両手を突き上げ、感極まって涙した。

優勝スピーチでの言葉

優勝スピーチでフェデラーはナダルに向けてこう語った。

「ラファを祝福したい。去年は怪我もあったのに素晴らしいカムバック。2人ともこの大会の決勝で会えるとは思っていなかったと思う。非常に嬉しいです。テニスは厳しいスポーツで引き分けがありません。もし引き分けがあるのなら、あなたと分かち合ってもいいと感じることができる試合でした」

そして、ナダルはこう語った。

「自分のチームに感謝します。怪我をしてブランクができたが、このような結果を得ることができた……ラファのチームも素晴らしいチーム。今後もラファは活躍しなければなりませんね。テニス界が彼の力を必要としています」

2人の闘いはまだまだ続くのだろう。

引用元 フェデラー、死闘繰り広げたナダル称賛「引き分けあればいいと思った」(スポニチアネックス)